フレームワークの正しい使い方とは?
フレームワークは、教授やコンサルタントの素晴らしい研究の成果です。しっかりと使わせていただきましょう。
しかしながら、フレームワークの使い方を間違えると正しい分析ができません。下記は、フレームワークを使う人たちをみて、気になったことです。
フレームワークが、答えをだしてくれる?
フレームワークに当てはめると答えが導かれると勘違いしている人がいました。フレームワークは、情報を整理するものであると思っています。考えてみてください。答えをだしてくれるのであれば、みんな同じ答えになってしまいます。同じ答を導くのは、数学の世界です。経営は、さまざまな変数(市場、お客さま、自社・・・)があり、同じものはありません。あくまでも、答えをだすために助けてくれるもの です。
ネットに乱立しているフレームワークの説明はビジネス本のコピー?
ネットに転がっているフレームワークの説明ですが、素晴らしい説明もありますが、本を読んだだけの概要を記載しただけのように感じるサイトもありました。読み手は困って調べているわけですから、実務者がイメージできる説明を心がけたいです。大切なのは実務で使ったや、経営大学院などで嫌というほどレポートで苦労した経験があって説得力のある、実務で使える説明になると思っています。
フレームワークの本質を理解して、しっかりと自分のものにすることが大切です。本のように使うことが絶対ではありません。あくまでも、情報を整理するものですから、自社にあった利用をしましょう。
私はよくブルーオーシャンにでてくる戦略キャンバスを使います。競合分析や自社分析をわかりやすく表現できますので利用しています。
フレームワークの欠点?
フレームワークの欠点として、分析するにも分類が難しいという記事を目にします。しかし、本当でしょうか? このような誤解をするのは、分析の軸が無いからと思います。たとえば、業績が悪い時に、営業は商品(製造)が悪いと言い、製造は営業の売り方が悪いと言います。どちらもお互いの立場で話をしているから、このような議論になります。これでは、分析することはできません。
でも、分析の軸を決めれば、同じ視点で分析ができます。たとえば、営業と製造を1つの組織としたバーチャル組織だったらどうでしょうか? 業績が悪ければ、みんなが悪くなります。そうしたら、今後は、どうやったら業績をあげることができるか、前向きに議論ができ、分析のための分類が出来ると思うのです。
是非、フレームワークを使うとき、気にしてみてください。良い結果になると思います。