IT効果があがらないのは、ITに使われているからです!

IT の効果があがらない理由は?

IT の効果があがらない理由です。下記の3つの例は、いつも気になっていることです。IT 投資は安いものではありませんから、期待効果は高いです。それに応えられるものにしなければなりません。しかしながら、実際は下記の例のように、期待した効果が得られない経験が多々あるのでないでしょうか。
誤解のないように補足しますが、全てが悪いというわけではありません。効果がないわけでもありません。IT の本質を理解した成功事例も多数あります。しかし、もっともっと効果をあげられるはず。こう使ったら良いと思う。というのが多いということです。

1.電子化がやりたかったこと?

IT 導入 = データ入力しなければならないと、思っていませんか? 入力しなければ単なる箱でしかありませんから、必至に入れます。また、手間なのもこの作業です。場合によっては、派遣やアルバイトを雇いエントリーしています。しかしながら、IT に期待しているのは、データ入力することではなく、このデータから導かれる結果です。よく、データ入力することが目的となってしまい、データ化されることで満足していませんか。IT は、人間が面倒なことを瞬時に整理してくれて、ルーチンワークに効果が高いのは確かです。しかし、IT ではなく、アナログの方が効率的で、費用も安くなる場合もあるのです。運用含めた投資対効果を再計算してみてください。

2.システムが仕事の制約になっていていませんか?

月末になると会社のシステムの仕様で締日が・・・。と、営業さんから言われることがあります。受注や売上データをその日までに入れないと、当月の実績にならないのでしょうね。このような背景には、人的ミスを過剰に意識してシステム制御しようとする視点、システムの設計都合の視点などから、決まったのでしょう。これでは、IT によって社員の行動を制御されてしまっています。そんなことを感じたことはありませんか?
デザイニストラボは、基本的には遊びがあるシンプルなシステムがよいと思っています。遊びとは、人間の判断で臨機応変に対応できる余地のことです。この余地は、人に任せるとミスを誘発するとのご意見もあるかと思いますが、システムに行動を制限されることは必ずしも業績向上にはつながりません。人間ですから、ちょっとしたミスは許容しましょう。行動を制御するほうが、会社にとっては不利益になると考えています。

3.ITは難しいと丸投げしていませんか?

情報システム部門でも、システム会社に丸投げしているところはよく見ます。大手システム会社は、下請けに丸投げしています。 社内の情報システム部門でいえば、丸投げをするとノウハウは残りません。技術だけでなく、トラブル対応も出来ず、最も重要な IT 戦略も策定できませんから、効果は期待できません。そして、システム会社の言い成りになってしまいます。会社のビジネスモデルや事情をよく知る社員が、方向性を示しシステム会社とパートナーシップを取る関係にならなければ、効果は限定的です。中小企業では、情報システム部門が組織化できない等の事情があると思います。そんなときは、親身になってくれるパートナーを探すとよいと思います。

ポイント!

理解はしているものの、情報システム部門の強化をすることが出来ない。他に投資をしなければならないことがある。といった理由から、安価な暫定的な投資となってしまいます。しかしながら、結果的に投資総額は高くなりますし、結果は限定的でしかありません。デザイニストラボが提唱しているシステム構成は安価でありながら、効果を最大にする投資です。それは、主導権をシステム会社から自社に持つことです。もし、興味がございましたら、お気軽にご相談ください。