ベクトルをあわせる
組織のベクトルが合わなければ、良い戦略があっても結果は限定的です。何故なら、社員一人ひとりの成果が会社業績であり、戦略が業績を作ってくれるわけではありません。社員一人ひとりの成果を最大にする方針が戦略だからです。
ベクトルを合わせるとは、戦略を全社員にわかりやすいように説明し誤解なく理解してもらうことです。何人かが、いま攻めるターゲットが間違えば、競合他社が攻めてきます。これが大手であると、大きな痛手です。また、戦略は目先だけではなく、将来のことも含めて会社業績が最大になるよう考えていますから、計画通りにいかなくなります。
完璧には無理とのご指摘は、その通りだと思います。しかし、そのための各課長や部長がいて、組織をマネジメントしているのだと思います。誰かがベクトルからズレてきたら正してあげる役割です。また、情報漏えいを恐れ限定メンバーで会議をして、そのままということもあります。当然、限定メンバーの会議も必要です。ただ、全社で取組べきことは、そのままでは困ります。全社で共有して、戦略を理解して全社が一丸とならないとダメです。これは、とても重要なことだと思います。本当に社員を宝と思っているのであれば、信用しましょう。人は「材」ではなく「財」です。
是非、全社一丸となったら強い組織となりますので、実行してみてください。