いまのままの経営を進めたら、どうなるのか?
このまま、将来も安心できる経営状態が描けていますでしょうか?
残念ながら、多くの企業で不安が残るのではないでしょうか。逆に不安にならない方が不安です。何故なら、不安がない = 認めたくない・自信過剰の可能性があるからです。ですから、不安になるということは真剣に経営を考えているからだと思います。
流動的で変化が早い時代において将来はわからないのが本音だと思います。
この不安(危機感)を共有しましょう。士気が下がるから不安を煽るなという経営幹部もいらっしゃると思います。理解できなくもありませんが、本当に会社が危機的状況のときに、一人ひとりが本気で戦わなければ勝ち残れません。世の中、そんな甘いものではありません。
しっかりと自社の現状を理解して危機感を共有することが大切で、勝ち続けるための戦略を立て、全社員が一丸となって実行することが求められます。
では、戦略があれば成功するわけではありません。戦略は実行されて成果となります。
この戦略実行に対する時間という要素も重要性があります。
例えば、新しい機能を搭載した洗濯機を開発するとします。しかしながら、開発中に、市場の変化や他社が先行して市場にリリースするかもしれません。
そうなると、いままでの開発コンセプトに影響を与え、見直しが必要になります。最悪は、中止もあり得ます。
時間に追われ粗悪品では、お客さまからのクレームで大問題になりますので、絶対に避けなければまりませんが、品質を担保した上で、時間という概念も取り入れなければなりません。
時間は、戦略に影響を与える重要な要素です。だから、時間が戦略の実行を難しくし、壊していきます。