ネットワークも検討することになっている。
当たり前のようにメール、インターネット、各種システムを利用しているが、それらを支えている基盤がインフラである。目に見えているものではないので、重要性のイメージがつかないかもしれないが、とても大切であり、大変なことなのである。
S社では、下記のポリシーとして検討した。
- 冗長化構成
- データセンターに置く
- 仮想化にする(コスト削減効果)
- ファイアウォールは最低限のみ許可する
- 負荷分散装置を活用する
- クラウドを積極的に活用する
- スケールアウト(拡張性)を考慮し、最初から将来のピーク想定まで耐えるハードウェアにはしない
- データベースがボトルネックになると性能に対する拡張性が損なわれるため、データベースサーバーには、ハードウェアのリソースを多く割り当てるように計算する
災害時の対策は、データとプログラム一式のバックアップと構築手順書とした。
データセンターや、ハードウェア含めて2重化することが好ましいかもしれないが、本社機構や社員が2重化されているわけではないので、システムだけ稼働していても業務を進めることが難しいと判断したためである。
社員が業務を開始できるまでの間に、クラウドを使ってバックアップから復活できるようにする方針とした。