CIOが教える!IT投資の選び方

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IT投資は悩ましい課題

業種・業態問わず、全ての企業がIT投資をしなければならないことは理解しているが、どのような投資をするべきか、悩んでいることと思います。いまや、IT投資なくして、経営目標・経営課題の解決・競合他社との競争・差別化等々、達成には必要不可欠だからです。他方で、企業には様々な経営課題が散乱しており、全ての経営課題にIT投資することは非現実的です。だからこそ、取捨選択して優先順位を決め、失敗しないIT投資をしたいと考えます。また、IT投資は高額であるという発想が、選択を難しくさせています。
そこで、IT投資の考え方をご説明します。

王道は戦略マップから候補を選ぶ

まず、IT投資の候補をリスト化します。その際に有効なのが、戦略マップ(参考:全社に戦略を伝え徹底させる)から導くことです。戦略マップは、戦略を可視化することに優れていて、戦略の達成に必要な方針を展開しています。この方針を達成するために必要なIT投資を考えます。たとえば、営業強化となれば、営業支援や顧客管理への投資がリスト化されることになります。このように、戦略マップからIT投資の候補をリスト化します。

IT投資の取捨選択はIT投資ポートフォリオ?

IT投資ポートフォリオとは、MIT(マサチューセッツ工科大)の教授らが提唱している考え方です。IT投資における4つのタイプによって、期待効果が得られないリスクによりバランスを取るべきとあります。具体的には、戦略マップで導いたIT投資候補から4つのタイプで分け、IT投資予算枠内でリスクと効果が最大となる投資を選択します。

タイプリスク
戦略関連WEBサイトによる直接お客さまからとの取引等の期待効果。
リスクは大きいが効果も大きい
インフラネットワークや既存ITの統合等による期待効果。今後の投資削減効果もある。
リスクは中程度。見た目の変化は少ないがIT投資の柔軟性が増大
情報経営情報・社内コミュニケーション等による業務効率化の期待効果。
スケジュール管理・メール等。
リスクは中程度。社内外含めたコミュニケーションには必須のIT投資
業務改善業務改善によるコスト削減・生産性向上が期待効果。
会計・伝票処理・手作業のIT化等。
IT投資のイメージがつきやすいためリスクは小程度。
但し、製造業におけるIT設備投資等は単純ではないためリスクは中程度になる

このIT投資ポートフォリオですが、金融投資の考え方と似ています。つまり、IT投資に成功と失敗の投資があり、成功から失敗を引き算した結果(成果)が最大のプラスになるように考えることです。大企業でIT投資予算が豊富にあるのであれば、この考え方は正しいといえます。しかしながら、IT投資予算が豊富ではない中小企業は、全てのIT投資を成功させることを期待して投資をします。つまり、中小企業の場合は、IT投資ポートフォリオをアレンジしてIT投資の選択とします。つまり、どのタイプのIT投資に対してもリスクを小にしつつ、ポートフォリオで最大の効果を期待することです。

中小企業におけるIT投資ポートフォリオ

どのタイプであってもリスクを最小にするには、大規模投資をしないことです。方法は2つです。

SaaS自社でITを持たず、汎用的な月額利用のITを使う方法。
但し、他社も使うITの仕組みですから、自社に100%適さない場合があり、リスクが少ない代わりに効果も限定的になる可能性があります。しかしながら、効果が期待できないわけではありません。投資に対する効果は十分に得ることができます。業務との適正度と契約内容で判断します。
シンプル・柔軟性のあるIT投資一般的なIT投資と同じですが、シンプルで柔軟性のある機能を基準にIT投資をする方法です。
この考え方はMINHAPi-Bizを運営するデザイニストラボが考えた理論で、シンプルで柔軟性を持たせることで、安価でありながら効果を最大にするIT投資方法です。無駄な機能の排除・IT制約による業務制約の排除をすることで、従業員とITが正しく付き合えます。これにより、リスクも最小になります。IT投資は導入が目的ではなく、ITを使うことで効果をだすことが目的です。
(補足:IT の効果があがらない理由

成功させるポイント!

IT投資の選択はしたが、最終的にはIT導入は始まりであり効果はこれからの運用で決まります。何故なら、ITは使いこなされて効果が発揮します。また、優秀なITという従業員を育て、コミュニケーションを取り、うまく指示をしなければなりません。この教育や指示を間違える・放置すると、いくら良いIT投資選択をしても効果は期待できません。操作マニュアル(指示)・教育の仕方(PDCA)のスキルをあげることもIT投資を効果的にするには、重要なことです。MINHAPiの運営会社であるDESIGNIST-LABが提唱するシンプル・柔軟性のあるIT投資を検討することをお勧めします。

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