【連載】ヒアリング失敗!理由は理解したつもり

設計失敗

ヒアリングをまとめて、要件定義書を作成してレビューをしたところ、指摘のサンドバック状態になってしまった。
指摘で多かったことは、利用する業務部門から「これでは業務がまわらない」と言われてしまった。
AS IS, To BE を作成し、レビューもした。業務の流れは理解したはずだった・・・。でも、結果は散々な状態である。

反省会

ベンダーは自社に戻り反省会をした。小林もベンダーから同席を求められ参加した。
反省会と言いながらも、最初は自分を正当化する愚痴である。
確かに言われた通りのことをつなげた。間違いは無いはずである。でも「業務を理解していない」と言われた。
小林が「業務を理解していないですね。というより、ビジネスを理解していないですね。S社は物を売る企業です。でも、ただ売るだけではないのです。販促をして、お客様を集め、商品価値を説明し、やっと売上になります。売れないことの方が圧倒的に多いです。つまり、売るという言葉には、いろんなことが詰まっているのです。」と話しされた。
ヒアリング結果をまとめただけで、理解したつもりでいるのです。相手の立場になって再確認してみてはどうでしょうか。